3 Sep 2018
アパタイトは、美しい青色の天然石です。
美しいブルーであるわりには、注目度が低いのか、アパタイトを使ったアクセサリにはあまりお目にかかりません。
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アパタイトとは
産出量は多いので値段は安いのですが、硬度があまり高くないんです。
モース硬度5の基準になるので、硬度は「中程度」。
大きな石を宝飾品に使うのには適していません。
「アパタイト」と聞くと、歯磨きが頭に浮かぶ方も多いのでは?
人間を含めた脊椎動物の骨の60%、歯の70%が、「ハイドロキシアパタイト(水酸燐灰石)」という成分でできてます。
もちろん、不透明な白っぽい色です。
アパタイトは「燐灰石」です。
元素の違いで、ブルーやグリーンになります。
ブルーアパタイト、グリーンアパタイト、などと呼ばれます。
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ほとんどが熱処理
ほとんどが、半透明の濃いブルーで産出されます。
手元にあるアパタイトのスフィアは、こんな感じ(どうしても窓が映っちゃう)。
大きくて透明なものは、ほぼ産出せず、とっても希少。
透明なものは小さなビーズに加工されることが多いです。
透明なものは、さらに発色を良くするために、ほぼ加熱処理されます。
加熱することで、グリーンはブルーに。
ブルーは、さらに濃いブルーになるですね。
その背景には、やっぱり海外ではブルーが人気、という理由があると思います。
ブルーって、聖母マリア様の色ですし、平和を象徴する色でもあります。
インターネットのWebページで、一番使われているのもブルーだそうですよ。
熱処理はだめなのか
熱処理については、ほんとにいろんな意見があります。
昔は、2000℃なんて高温で数十時間加熱し、内包物と溶かしてキレイにしてたんです。
ルビーやサファイアなど、宝石として使われるコランダムですね。
最近では、あまり高温で処理しないものも多いそうです。
内包物が膨張を始めるのが400~500℃なのですが、アパタイトの熱処理は1200~1400℃です。
私、一時期、非加熱にものすごくこだわっていた時期がありました。
ミネラルショーに行って、「非加熱のありますか?」と聞きまくるわけですよ-。
あるにはあるのですが、とっても高い。
そして、あまりキレイではない・・・。
石自体のパワーは、もちろん非加熱の方がよいとは思います。
石にとってもね。
でも、視覚的な効果も無視できません。
見るたびに「キレイだなぁ・・・」と感じることも重要だし、
色によるパワーも大きいのです。
もちろん、染色や特殊な加工(樹脂、ガラス、鉛の注入など)など、
石の尊厳を無視するような加工は絶対にお断りですけどね。
ハッとするほど美しいネオンブルー
私の一番のお気に入りは、ネオンブルー・アパタイト!
青が好きな方、是非ご覧ください~
アクアマリンとはちょっとちがうネオン系。
ものすごーくお高いパライバトルマリンじゃないの?!ってほどに美しいネオンカラーです。
コバルトブルーアパタイトなど、いろんな名前で呼ばれています。
安定させ、構造を強化する
アパタイトは、組成を思い出してください。
骨と共通の元素です。
つまり、しなりのある安定した構造、というパワーを持っています。
自分の基盤をしっかり強めて、自分らしく生きることをサポートしてくれます。
なんだか考えがまとまらない、ふらふらしちゃう、考えがまとまらないから恐怖心や不安がある、という方をサポートします。
構造強化という意味で「つなげる」力もあるので、
肉体と精神をつないでしっかりした枠組みをつくります。
ブルーには、第3の目にも働きかけるという効果が加わります。
その結果、見通しがよくなり、先への不安がなくなるんですね。
グリーンは、浄化やデトックスの効果が加わります。
こんな方に
- ぶれない安定感のある骨太の人生を歩みたい方
- 周囲に左右されず、自分を大事にしたい方
まとめ
ゆっくりだけど、着実で強い。
頼もしい石です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
アパタイトはたくさん産出されます。ということは、今の時代に必要な石だということです。
いろんな価値観がある多様な時代ですが、とかく日本人は流されがち。
また、先行きが不透明な時代でもあります。
アパタイトのパワーを借りて、自分らしくありのままに、行きたいですね~
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