13 Nov 2018
物事に「色」は付いていない
私たちは、
目の前で起こったことを、
つい
「良いか悪いか」で判断してしまいます。
自分の日常生活で、
最近起こったことを考えてみました。
良いことは、たとえば:
- 臨時収入があった。
- 家族がなんだか機嫌がいい
- でかけるとき、ちょうど雨が上がった
悪いことは、たとえば:
- 仕事でちょっとミスした
- びっくり天丼を食べたら、胃の調子がすごく悪くなった
- 肩こりでマッサージを予約しようと思ったのに予約できなかった
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「臨時収入」と聞けば、
ほとんどの人は「いいなぁ~!」とか
「よかったね!」と言うはず。
でも、
「臨時収入」という物事自体には、
善悪の「色」は付いていないのです。
色を付けているのは、
私やあなた自身。
もっと言えば、
私やあなたの「過去の経験」です。
たとえば、
宝くじで数億円を手にしたことがきっかけで、
職を失い、ギャンブル依存になり、家族も離散し・・・・
という末路をたどった人は、
「臨時収入」と聞いただけで
どん底の気分になるのではないでしょうか。
みんな違うものを見ている
子どもの頃遊んでいた公園や幼稚園に
何十年ぶりに行ってみたとき、
「え、こんなに小さかったの???」
と思った経験はありませんか?
かつては
公園や幼稚園が世界のすべてで、
とても広かった。
でもその後、
いろんな経験を積んで、
もっと広い世界を見たわけです。
同じ滑り台でも、
子どもの目は、2階ほどの高さにそびえ立っています。
でも、
大人の目には、上から飛び降りたって平気な高さ。
このように、
目の前に全く同じモノや事柄がある、
という状況でも、
見る人によって景色は違うのです。
色さえ違うんですよ。
(そのときの気分によって、脳が認識する色が変わります・・・)
すべては「主観」です
このロジックでいくと、
「世の中には客観的なものは存在しない」
となります。
すべてが主観であるならば、
「自分の好きなように変えられる」
ってことですよね。
つまり、
「自分の人生は、自分の好きなように変えられる」
捉え方をシフトできるかどうか
嫌なことが起こった場合、
「あー、ヤダヤダ、なんで私ってついてないんだろう。やっぱり私の人生は不幸なんだ」
と思えば、そうなります。
こういう考え方が「過去の経験」として染みついて、
それ以降の判断の基準になるからです。
簡単な「癖」をつけるだけで、
このようなネガティブな地盤を作らないようにすることができますよ。
例:仕事でミスをして怒られた場合
あなたは、仕事でミスをしてしまい、
怒られたとします。
1)「これ自体に色は付いていない」
ミスをした、ということ自体に色は付いていません。
「色を付けているのは過去の経験だ」
ということを思い出してください。
「嫌なこと」という色を付けているのは、
私の過去。
人が違えば、捉え方も違います。
他の人ならば、
笑い飛ばす人もいるかもしれないし、
あなたほど落ち込まない人もいるかもしれませんよね。
2)「おかげで厄が落ちた」
今、ミスをして怒られたことで、
もっと深刻なミスを回避できた、
と認識します。
でも、今回ミスして怒られたことで、
その危険を回避できたんだ。
厄が落ちたぞ!!!
これによって、
まず、
嫌なことによるストレスが軽減されます。
そして、
「厄が落ちた!」と認識することで、
嫌なことを終わりにし、
エネルギーが整っていきます。
エネルギーの筋トレ
これは、
日常的な筋トレのようなものです。
即効性はないかもしれないけど、
癖をつけて継続すると、
いつの日か、
「あれ?そういえば、最近は嫌なことが起こらないなぁ」
となりますよ!
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