20 Aug 2018
シジュウカラのヒナを、ガレージの自転車のカゴで育てることになった私。
仕事をしていると、なにやら鳥の声が盛んに聞こえてくるのです・・・。
前回の記事はこちら:
親鳥がやってきた!
明らかにヒナではない鳥の声がするので、窓をそーっと開けてみました。
すると、なんと!
お父さんまたはお母さん鳥がいるではありませんかっ!
ヒナの声を頼りに探し当てたんですよね、きっと(涙)
いやぁ、さすが、親ってすごいです。
親鳥は、太ったイモムシをくわえていました。
卵の黄身よりも、確実に栄養ありそう。。。
無事に巣立ちをさせられるかちょっぴり不安だったので、ホッとしました。
もう安心です!
コラボで子育て
親鳥は、いろんな鳴き方をします。
ガレージにしょっちゅう来るので、そのうち、
「ヒナが鳴いてる。親鳥来たな」、
「あ、警戒してる」、
「あ、今えさあげてるな」など、
聞き分けられるようになりました。
かち合うと、低く飛びながらビビビーっと威嚇されるので、
親鳥がいないタイミングを狙ってこっそり。
もう黄身はあげなくてよさそうだったので、
クッション用のティッシュを交換したりしました。
夕方になると親鳥は来ないので(ほんとに鳥目なんですよ!)、
段ボールを玄関へと移動。
朝は早くから親鳥が来るので、がんばって早起きしました。
飛ぶ練習
うちに来てから2日くらいすると、
ヒナが段ボールから飛び上がり、
自転車のカゴのふちにとまるようになりました。
あるとき、あまりにピーピー鳴くので見てみると、段ボールは空です!
そして、道の端にうずくまって鳴いているのを発見しました。
もー・・・あぶないわ。。。
結局、飛び出しては確保して・・・を繰り返し、この日は仕事になりませんでした。
自然界では、この時期のヒナの行動、親鳥はどう対処してるんですかねぇ・・・。
そして、巣立ち
さらに2日後。
朝から親鳥の声がしきりにしています。
声がしなくなったなぁ・・・と思って外に出てみました。
なんと・・・
段ボールは空です。。。
道にも落ちていません。。。
無事に巣立ったみたいです。。。
ヒナが来てからわずか5日ほどのことでした。
行っちゃった・・・。
スポンサーリンク
段ボールを片付けながら、ちょっと寂しくなっちゃっいました。
あぁ、もう帰ってこないんだなぁ。
まさに、文字通り「空の巣症候群」ですね。
今考えると、写真の1枚でも撮っとけばよかったと思うけど、そんな余裕はない5日でした。
数ヵ月たったある日のこと
買い物に行こうとガレージをみると、なんとっ!
立派な大人のシジュウカラが死んでいました・・・
特にケガしているわけでなく、とてもきれいな状態でした。
ネットで調べてみると、
シジュウカラは本来10年ほど生きられるのですが、
都会はストレスが多く寿命が2年くらいになってしまうこともあるそうです。
でもなぜあんな所で・・・。
ふと思ったのだけど
ヒナを最初に見つけたときに通りがかったおじさん。
私がヒナを発見してから、1分たらずでやってきたんんです。
しかも、すぐに、あまりに的確な指示をくれました。
もしやあれは、鳥の精霊?
または、巣から落ちた子どもをどーーーしても助けたくって、
おじさんに変身しちゃった親鳥?
そういえば、シジュウカラのしっぽの青がおじさんのスーツの青に似ていたんですよねぇ。
ティッシュに包み、綺麗な箱に入れて庭に埋葬しました。
庭に咲いていたお花を切って供えながら、
「もしかしてお礼に来てくれたのかも・・・」なんて思いながら、
「あの子たちは元気でやってるのかしら」と、そんなことを思いました。
最後までお読んでくださってありがとうございました。
皆さまの毎日が輝きますように
スポンサーリンク