30 Aug 2019
私の長男は今年で26歳。
小さい頃、イマジナリーフレンドがいました。
4歳のある日
その頃、三軒茶屋に住んでいました。
とある日曜日、歩行者天国を長男とぶらぶらして帰ってくると、
長男の様子が、なにやらおかしいのです。
右手になにか抱えているような格好をしているのです。
もちろん、身体と腕の間にはなにもないんですね・・・。
何やってるの?というと、こんな答えが。
さっき、横断歩道をわたってたとき、 急に下が海になってね。
そこからワニが出てきたの。
うちに来る?っていったら、うん、っていうから連れてきた。
彼は、そのワニに、 「ワニくん」という名前を付けました。
ワニくんは、ラコステのロゴとそっくりの黄緑色のワニで、
とっても大きいのだそうです。
でも、4歳児にも抱えられるほど軽いみたいです。
その日から、ワニくんはいつも一緒。
幼稚園にもついて行きました。
会話の内容を何度か聞いてみたのだけど、 まったく要領を得ないのです・・・・
私も同じような経験が
私は、ワニくんに非常に肯定的でした。
というのは、私も小さい頃、そういう経験があったからです。
うっすらとしか憶えていないのですが・・・。
「今、一緒に気球に乗って南極まで行ってきたよ!」なんていう私のことを、母は
「この子は、とんでもない嘘つきか詐欺師になるんじゃないか・・・」 と不安だったそうです(笑)
左利きになる
長男は、常に右手でワニくんを抱えていました。
電車やバスに乗ると、 ちょっとした奇異の目で見られることもありましたが、 まぁ子どもなので。
幼稚園の友だちにも「何してるの?」なんて聞かれていたけど、 「ワニくんだよ」なんて言っていましたね。
そして。 当然、右手は使えない・・・。
というわけで、必然的に左手を使うようになり、
やがて左利きになりました。
ちなみに、 その後両利きになり、
今はたぶん右利きに戻っていると思います。
ワニくんが消えた?
数カ月が流れ。 長男が、右手にワニ君を抱えなくなったんです。
「ワニくん、いなくなっちゃったの?」と聞いたところ、こんな答えが。
幼稚園に行くときは、小さくなるんだよ。
大きくなることもできるよ。
ワニくんは、自由に伸びたり縮んだりできるんだよ。
ワニくんさようなら
その後、幼稚園を卒園し、
小学校に入ると、自然とワニ君の話をしなくなりました。
ある日、「そういえば、ワニくんどうしたの?」と聞くと、こんな答えが。
えー、なんと、トイレから!
私も少しワニくんライフをエンジョイしていたので、 ちょっとした寂しさを感じたものです。
ワニくんが来た!
小学校1年の夏休み、沖縄の名護に引っ越しました。
その後、いろいろあって、
結局2カ月で東京に戻ってきてしまったのですが、
最初は「一生住もう!」という意気込みで行ったのですよ。
すると、引っ越し後、しばらくして長男が言うんですね~
トイレから出てきたよ!
沖縄は何もかも新鮮で、
転校した小学校にもすぐ慣れて、
大変なことやびっくりすぐようなこともありましたが、
よい思い出になっています。
そして、引っ越しからわずか2カ月後、東京に戻ることになってしまい・・・。
実際の引っ越しの前、
ワニくんはまた、トイレから帰ってしまったのでした。
「なぜ来て、なぜまた帰っちゃったのかな?」と聞くと、こんな答えが。
そこから、どこにでも行けるんだって。
ワニくんは、ボクにいろんなことを教えに来てくれたけど、
次に待っている子のところに行ったんだよ。
でも、いつもつながってるから、ボクが困ったらまたトイレから来るって。
考えてみると・・・
今、長男にワニくんのことを聞くと、 話した内容などは「まったく憶えてない」というのです。
今から振り返ると、 ワニくんがやってきた時期は、離婚する前。
そして、再婚して沖縄に行ったので、そのタイミングでワニくんがまたやってきたんですね。
長男にとって、自分を守り、精神的な拠り所となってくれる強力な存在だったのかもしれません。
でも私、長男の完全なイマジネーションの産物ではなく、 本当にいたんじゃないかな、と思っているんです。
長男のところに来てくれてありがとう、ワニくん。
今もどこかで、 ワニくんを必要とする子どもと一緒にいるんじゃないかな~
今もときどきトイレで、
「ここから出入りするんだ・・・・」なんて思ったりしています。
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